BCP(事業継続計画)において業務の中断が許されるタイムリミット(許容期限)のこと。IT分野では災害復旧計画(DRP)におけるデータの復旧指標として用い、この場合はRTO(Recovery Time Objectivesの略)と略称で呼ぶことが多い。目標復旧時間はBCP策定プロセスの一環としてビジネスインパクト分析(影響度分析/影響度評価とも)を通じて決定される。
例) ある製品の販売業務が停止し、契約上の納期を4日以上オーバーすれば得意先に高額の違約金を支払わなければならない場合、その業務の目標復旧時間は「3日(間)」と設定できる。言いかえれば、業務停止後3日以内にこの業務を復旧し、供給できるようにすれば、大きな財務的損失を免れることができるわけである。