直轄

「出初式」（でぞめしき）の歴史は、 江戸時代の万治2年1月4日（1659年2月25日）に時の老中 稲葉伊予守正則が 定火消総勢4隊を率いて、上野東照宮で 「定火消」によって顔見せの儀式 「出初」を行い、気勢を上げたことが 由来とされています。 これは、その2年前の明暦3(1657)年に 当時の江戸の大半を焼失し、 死者10万人を出したとも言われている、 日本史上最大の大火災 「明暦の大火（振袖火災）」により、 絶望状態にあった江戸の市民に 大きな希望と信頼を与えました。 定火消（じょうびけし） 「定火消」は幕府直轄の消防組織です。 4000石以上の旗本4名（秋山正房・ 近藤用将・内藤政吉・町野…

「全域戦場 02 (朝鮮半島編)」発売に併せて、「01 (台湾編)」のアップグレードキットも発売され、海空戦マップも刷新された。旧版では、浅海ヘクスと深海ヘクスが見分けにくかったが、新版ではきっちり色分けされている。 「01」と「02」の海空戦マップを連結するとこのように。他にもこのキットには、艦隊カードの訂正版などが入っている。 また前作「01 (台湾編)」の追加カウンターシート、1.5DLCも３種類発売された。 まずこちらは「台湾軍 空陸アップグレードセット」。パッケージ写真にもあるように、台湾陸軍は昨年末からM1A2T戦車を購入し始めたため、機械化大隊の突破火力値が軒並み上がっている(実…

前1200年のカタストロフ = Late Bronze Age collapse (後期青銅器時代の崩壊) 青銅器時代の終わり／鉄器時代の始まり ヒッタイトが独占していた鉄器がオリエントに広まる (？) 前夜 ミケーネ文明：前16世紀からペロポネソス半島で繁栄。線文字B。アガメムノンの黄金の仮面。 ヒッタイト王国：前16世紀からアナトリアで繁栄。鉄器を独占 (？) エジプト：前16世紀から新王国時代。第18王朝のアメンホテプ4世(前14世紀)のアマルナ改革 ツタンカーメンがアマルナを放棄し、アメン信仰を復活。 第19王朝のラムセス2世(前13世紀)が全盛。カデシュの戦いでヒッタイトと交戦。 メ…

江戸時代のさまざまな経済事情を勉強しようと、『江戸の経済官僚』(佐藤雅美、徳間文庫、1994年)を読んだ。江戸時代の徴税制度、徳川幕府の収支内容、通貨政策などをまとめた作品だ。 徳川幕府の台所事情を詳述する『江戸の経済官僚』 まず幕府の台所事情だが、佐藤氏によれば、家康は全国のめぼしい金銀鉱山を将軍家直轄とし、そこから算出される金銀で金貨・銀貨を鋳造したので、豊富な財産をもっていた。三代将軍・家光は東照宮造営などでそうした財産をかなり散財したが、それでも子の四代将軍・家綱に600万両以上の遺産を残しているという。ちなみに、家光が徳川家の財産を散財したために市井に金銀が出回るようになり、江戸経済…

現地には標柱と説明板及び大砲レプリカのみで、遺構らしきものはない。 1855年（安政2年）蝦夷地が再び幕府直轄領となり、マシケには久保田藩（秋田藩）が元陣屋を構え、留萌郡以北は庄内藩が留萌・苫前・天塩に出張陣屋を築き、警固を行った。 第二台場跡は暑寒別川河口左岸高台に秋田藩が異国船対策のために設けた砲台跡の一つです。 現在は地形が掘削平坦化されており、当時は国道左側の高さの段丘面が続いていたと思われる。 増毛町史跡マップから抜粋17.秋田藩元陣屋第二台場秋田藩がロシアに対する備えとして設置したこの第二台場にはホイッスル砲1門、和製の大砲が3門備えられていたことが、安政3年（1856年）の資料か…

2009年5月30日第1刷 表紙裏「『常在戦場』ならぬ『常在ゴルフ場』。これが現実の自衛官の出世の判断基準であり、基本精神である。ツケを払わされるのは国民だ。」 目次 序章 フェイズ１ 尖閣蠢動 第１章 フェイズ２ 尖閣不法占拠 第２章 フェイズ３ 尖閣狼群 第３章 フェイズ４ 用意周到、動脈硬化 第４章 フェイズ５ 敗戦処理 おわりに ・38の理由は、目次に掲げられているのか？と思って、目次に掲げられた「＊」を数えてみると、これは43個あるので、38っていうのは何？っていう疑問があるが、それはひとまず置こう。ただ「＊」に書いてある内容は自衛隊が弱い理由として掲げられているのには納得がいった。…

2025年は昭和元年から数えると、ちょうど100年の節目です。 現実的ではありませんが昭和時代が続いていたら、今頃は昭和100年だったわけですが、その激動の時代、昭和の幕開けから現在までの日光を10大トピックで振り返ってみます。 それぞれの時代において、日光の主役はあちこちのエリアに変化してきました。長いようで短い100年を振り返ってみたいと思います。 ぜひ最後までお付き合いください。 ①大使館ラッシュで中禅寺湖は最盛期へ ②鬼怒川温泉に起爆剤ホテルが誕生 ③観光地日光は乗り物天国へ ④百年戦争？「東照宮 VS 輪王寺」 ⑤第二いろは坂開通でマイカー時代に応える ⑥一時代を築いた足尾銅山が閉山…

現地には標柱と説明板のみで、遺構らしきものはない。 1855年（安政2年）蝦夷地が再び幕府直轄領となり、マシケには久保田藩（秋田藩）が元陣屋を構え、留萌郡以北は庄内藩が留萌・苫前・天塩に出張陣屋を築き、警固を行った。 第一台場跡は秋田藩が異国船対策のために設けた砲台跡の一つです。 増毛町史跡マップから抜粋3.秋田藩増毛元陣屋第一台場跡幕末の時代、この頃の北海道ではロシアの脅威に備えた北方警備が行われていました。増毛には秋田藩が元陣屋を築き、警備拠点としていたのです。ここは、「秋田藩増毛元陣屋第一台場跡」と言って、秋田藩が異国船に対する備えのために砲台を設置した場所の一つです。 幕末に砲台を設置…

伊勢北畠氏・２代目は北畠顕泰（あきやす）です。 前回記事（2024年11月4日）と同様、特に注釈がない場合は斎藤拙堂「伊勢国司記略」及びその引用文によります。 diconoroshi.hatenablog.com 北畠宗家を継ぐ 顕泰の父は伊勢北畠氏初代・北畠顕能（あきよし）。 顕能には男子が２人ありました。伊勢北畠氏は嫡子の顕泰が継ぎ、もう一人の男子・顕俊は木造（こづくり）氏となります。*1 父・顕能の存命中に家督を継ぎ、1376年、顕泰は伊勢国司に任ぜられます。 その後、正二位、権大納言、右大将に任じられ、南朝での地位を順調に上げていきますが、諸国の武家のほとんどは北朝方となっていました。…

懐かしい写真が出てきました。「僕らの愛をこの空へ」 この学年の卒業式で私は3年1組の呼名が終わって職員席に戻った途端に嗚咽が始まり、号泣になったと当時の学年主任の先生が思い出話に語ってくれる。それだけあの３年間は濃密だった。まず、この学年の1年当初は職員室は「学校行事の精選」という文部科学省の方針について各学校でさまざまに論議が交わされていた。一番の標的は「文化祭」です。当時の浜中の文化祭は「学年別合唱コンクール・芸術鑑賞・学級発表」から成り立っていた。「学級発表」を削除しようといういう意見が教務を中心に出されていた。浜中は校内暴力の嵐から立ち直りを示していた。それは生活指導部の活躍が大きい。…

1855年(安政2年)に幕府から北蝦夷地の警備を命ぜられた久保田藩（秋田藩）が作った陣屋です。 防衛の拠点である本陣を元陣屋（もとじんや）というのに対して、支所的な存在を脇陣屋（わきじんや）もしくは出張陣屋（でばりじんや）といいます。 現在、元陣屋跡地には平成8年に「総合交流促進施設 元陣屋」として、郷土資料展示室や図書室、映像体験施設を備えた施設があります。 秋田藩より約50年前には、1807年（文化4年）南下政策を強力に進めるロシア帝国の脅威に備え幕府直轄領となり、1809年（文化6年）津軽藩が増毛勤番越年陣屋を築き警固を行いました。 1821年（文政4年）松前藩領に復帰。 1855年（安…

この年の出来事 一月（1756/1/31-） 一月十日 因幡鳥取藩、米価高騰のため窮民に粥を配給 （柏書房「江戸時代２６５年ニュース事典」） 一月二十二日 越前の幕領で一揆発生 越前の幕領で米価高騰による一揆が発生。代官手代が鯖江藩・福井藩へ鎮圧の加勢を要請した。（柏書房「江戸時代２６５年ニュース事典」） 二月（1756/3/1-） 幕府、御三家・諸大名に囲米の払出しを指示 （柏書房「江戸時代２６５年ニュース事典」） 二月三日 幕府、淀城焼失のため山城淀藩主稲葉正益に一万両を下賜 （柏書房「江戸時代２６５年ニュース事典」） 二月九日 幕府、出羽庄内藩へ凶作救助金として一万両を貸与 幕府、出羽庄…