「超日本刀入門~鎌倉時代の名刀に学ぶ」@静嘉堂文庫美術館 静嘉堂の刀剣特集に行くのは世田谷区岡本時代から3回目か4回目くらいかな。 静嘉堂文庫美術館 結論から言って、「日本刀って難しいね」と。 私の理解している鎌倉前後の日本刀史の概況はこうだ。 平安時代までは直刀が主流であり、平安中期、前九年の役/後三年の役あたり以降から武士の広がりに伴い反りのある彎刀(わんとう)、鎬造り(しのぎづくり)の日本刀の形が定まってゆく。当時の刀鍛冶といえば、京都(山城)、岡山(備前)、そして鳥取(伯耆:ほうき)。 平安末期には平家政権が生まれ、それを源頼朝、源義経らが壇ノ浦で追い込み滅亡させ、いよいよ鎌倉幕府が生…