数字と仏教という事で、一の巻、続きです。 蓮如上人が遺してくださった御文という文章があります。 その中で、最も拝読されているものは、五帖目一通の、『マツダイムチノ』だと思います。 この御文を拝読させて頂く時、思い出す事があります。先祖の命日に、父と兄と私と三人で、本堂の法名前で、正信偈をお勤めしました。私は、十歳くらいだったか?そこは定かでは無いですが、いつもお勤めの後、御文を一緒に拝読しました。長いお勤めで、痺れた足を抱えていたところ、父が、この御文は、そらで読めるように覚えなさいと言いました。もしかしたら、兄は既に暗記していたのかもしれませんが、私と二人で、暗記するまで、何度も口ずさみまし…