Aitken Continuous wave, Chapter 4 De Forest and the audion (pp.162-249) 本章では、主にオーディオンの発明者であるド・フォレストに焦点が当てられる。 著者によれば、ドフォレストの活動は2つの時期に区分できるという。一つは、彼がイエール大学に在学する頃からオーディオンを発明する1906年前後までの時期である。このときのドフォレストの姿を一言で形容すると、”loner”(一匹狼)ということになる。彼は大学においても、ウェスタンエレクトリックにおいても異端的な存在で、発明は孤独な中で行われていた。二つ目は、1909年以降のことであ…