脊椎外科医にとって、神経診察は非常に重要ですが、混乱することもあります。髄節に関する記載など、本によって、微妙に異なります。ちょっと整理してみました。 とりあえずは、下記のような形で髄節診断はある程度、できるのではないでしょうか。 ・ C5→三角筋、上腕二頭筋、腕橈骨筋 ・ C6→上腕二頭筋、手関節伸展(背屈)…主には長・短橈側手根伸筋 ・ C7→上腕三頭筋 ・ C8→指伸筋(総指伸筋)…橈骨神経からの後骨間神経支配のため、尺骨神経障害では障害されない ・ T1→短母指外転筋 本によっては、腕橈骨筋はC6が主、とあったりもします。 C7に手関節屈曲を入れないのは、手関節屈曲は、C7支配である橈…