アメリカを除いた産油国では1901年ペルシャで石油事業を始めた時、ノックス・ダーシーが使った利権システムは1970年代初頭まで成り立っていました。 yaseta.hateblo.jp この利権システムでは石油会社は産油国と契約を結び土地を借り受けますとこの土地の利権所有者である石油会社は石油探鉱から生産までの全ての権利を持つことになります。 1971年のテヘラン協定、トリポリ協定後は主導権が産油国側に移り、産油国の長年の夢である利権システムの改定や国有化の機会が巡ってきたのです。 1971年以前に利権システムを一方的に接収し、国有化した国は1905年のロシア革命後のロシア、1938年のメキシコ…