まだまだ使える旧き良きモノたちは、ラジオやオーディオといったインドアで活躍するモノだけではなかろう。コロナ自粛期間中に実家の物置を片付けていて、出てきたモノの中に自転車のフレームや部品の数々があった。 思い起こせば、28年前の阪神淡路大震災の時に、自転車で神戸から西宮北口まで行き、そこから阪急電車で大阪まで仕事に行ってたんやと。ボロボロになったロードレーサー(昔の言い方。今はロードバイクという) の部品を全部取り外し、フレームは塗り直した。フレームはクローム・モリブデン鋼(通称クロモリ)で、石渡022(今はカイセイというらしい) というパイプで構成されている。取り外した部品や交換用の予備の部品…