随分と久しぶりに 二輪車の残骸を見かけました。 昔はこんなものは珍しくもなんともなく パリ中あちこち出かけていると 二ヶ月に一度くらいは こんな姿をさらしている光景に遭遇したものです。 まず 自転車は いわゆる「自転車の鍵」などなんの役にも立たず いとも簡単に壊されるので 普通はチェーンを買って街灯や交通標識などに 結びつけておくべきものでした。 フランスで自転車が街中で普及し始めたのは せいぜいここ10年ほどのことで 昔は競技用以外にママチャリなどまず存在しなかった にもかかわらず 簡単に盗まれていたんです。 チェーンでフレームを何かに固定しておけば サドルが盗まれ 何か一つ部品がなくなると…