神の教えを知っていることとその教えを守っていることは違います。神の教えを知っているからといって、その教えを守っているとは限らないということです。それがはっきり現れるのは、「~しなさい」という命令に直面した時です。「してはいけない」という命令は、ある意味具体的なので分かりやすく、禁止の教えを犯しているかどうかはわかりやすいです。教えに逆らえば逆らったとすぐに分かります。それゆえ、逆らうことがなければ、人は禁止の命令は自分は守っていると主張することができます。しかし「~しなさい」という命令は、そう簡単に「守っている」とは言えません。しかし案外人は神の教えを知っていればそれを守っていると考えてしまう…