戦時中の神戸、東京から神戸に遁走した男はホテル住まいとなり、そこでうごめく住人たちと生活を共にするようになる。 神戸・続神戸 (新潮文庫) 作者:西東 三鬼 発売日: 2019/06/26 メディア: 文庫 文章術の本などを読んでいたら川端康成か井伏鱒二が読みたくなって書店に行こうと思った。しかし地元の書店は百貨店の中にあり、緊急事態宣言中なので営業していないのだった。時勢だから仕方ない。書店が悪いわけではない。 梅田を通る用事があったので堂島のジュンク堂まで行った。大型書店の棚をくまなく見て歩くのはそれだけで楽しい。あれもこれも読みたいという欲が湧いてくるから。最近は欲望が枯れてしまったよう…