ビルの屋上にある宣伝看板塔が空き状態になっているのは、しぼんだ福井の経済を象徴してます。 それでも空は青くて気持ちよく、この動きの無い街が、隠居生活には居心地がいいのです。 昨日一日、ベッド付近でダラダラと過ごしてましたが、今日は午前中用事で出かけて、帰ってからも通常運行であります。 昼ごはんの用意をしている家内の横で鼻歌を歌っていると、「それは何の曲?」と聞かれました。 男と女のサンバ。 サンバ・サラバと言うか、どちらにしようか考えてから答えます。 「何それ、誰の歌?」 「ピエール・バルーかな。映画の<男と女>の中で歌っているやつ」 そういうと、家内はしばらく黙ってから、昔あった東京の名画座…