2018年に広深港高速鉄道が開通し、香港側の発着点として 香港西九龍駅 が開業しました。この駅は一地両検の施策が採用されており、ワンストップで香港~中国間の出入境が可能です。 一地両検とは便利な施策のように思えますが、政治的には大きな問題をはらんでいます。当駅には改札とホームの間にイミグレーションが設置されており、乗客は駅構内で出入境手続きが行えますが、それは「香港の領域内でありながら、中国の法律が適用されるエリアが存在する」ということでもあります。そのため、香港の民主派の一部は香港の自治権が損なわれるとして反発しています。 「一帯一路」とか「一地両検」とか、一つにまとめることを好む、整理整頓…