FRB高官が私的な資産運用が問題視されるなか、米国の有力上院議員がパウエル議長を「リーダーとして失格」と非難しています。この議員は以前からパウエル議長に対して批判的で、パウエル議長の続投に反対意見を述べていた方で、「なぜ一連の投資を止める対策をとらなかったのか」と非難しているそうです。私はこの件についてパウエル議長に同情的です。まず、これらの高官の取引はFRBの内部規定には反していません。たしかに後々見てみると微妙な取引もありましたが、それは高官が自らを律すれば良かった話であり、パウエル議長が非難される話ではない気がします。あえて言うと内部規定の担当者に対し、規定の厳格化や見直しを促さなかった…