早いもので、10月になりました。 神さまは出雲へお出かけするという、神無月。 夏の名残なのか、日中はまだ暑いと感じる日もありますが、10月のはじまりはしっとりとした雨でした。 小さな花弁も、雨粒に濡れて。 このやわらかな色が、秋を告げてくれるような、そんな感じを受けます。 時候は「秋分」。 七十二候では「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」、虫たちも冬ごもりの準備をして、巣穴にかくれる時期。 再び姿を見せるのは、来年の啓蟄のころでしょうか。 しかし、私の住んでいるあたりの虫たちは、まだまだ元気にその鈴のような鳴き声を聞かせてくれています。 もう少し、その秋の音色を楽しませてくれるのでしょうか。…