中国中部の湖北省地質科学研究院が2日に明らかにしたところによると、同院の研究チームはこのほど、湖北省鄖西県北西部で地質調査を実施し、典型的なデボン紀のサンゴの化石を大量に発見したということです。これは、高くそびえ立つ山として知られる秦嶺山脈が、山脈を形成する以前は広大な海水に覆われていたことを示しています。 鄖西大梁で発見されたサンゴの化石 今回サンゴの化石が発見された場所は陝西省と湖北省の境にある「鄖西大梁」という地域で、別名「湖北大梁」とも呼ばれています。秦嶺山脈の重要な一部を成し、湖北省と陝西省の間に東西に長く横たわっており、全長は60キロ、標高は最高1832メートルで、両省の地理上・気…