今日(5月27日)の読売新聞に世界最大の鉄鋼会社ミッタールスチール(オランダ)の世界第2位アルセロールの買収工作に対し、アセロールが阻止するため世界12位のロシアの鉄鋼会社セベルスタリと経営統合の合意なされ、世界最大の鉄鋼会社が誕生することにより、買収成立の抑止効果になるという記事が載っていました。5月9日の読売新聞の連載記事「時代の証言者」には新日鉄会長「今井敬」氏の最終回の22回の手記が載っていました。内容の一部を紹介します。終戦直後の鉄鋼業界は、アメリカからの技術移転で立ち直りました。アメリカは非常に寛大に製鉄技術を日本企業に伝達してくれました。新日鉄の会長を務めた永野重雄さんも稲山嘉寛…