稲村博

稲村博

(一般)
いなむらひろし

1935〜1996
登校拒否の治療や自殺問題に取り組んだ精神科医、クリスチャン。元一橋大学教授、東京大学医学博士。
徳島県生まれ。東京大学医学部医学科卒業、同大学院修了(犯罪精神医学専攻)、医学博士。東大精神医学教室、脳研究施設、東京医科歯科大学犯罪心理学教室助手を経て1978年筑波大学社会医学系精神衛生学助教授、1993年から同大附属病院医療福祉相談室長、1994年から一橋大学保健管理センター所長・教授。
矢内原忠雄の影響を受け洗礼を受けキリスト者医科連盟に所属したクリスチャンであり、余命宣告を受け1996年に聖地エルサレム旅行した直後、肝不全のため品川区の病院で死去。墓所は小石川。
1971年の「いのちの電話」創設に参加し、「東京いのちの電話」理事・面接室長もつとめていた。元自殺予防学会副理事長、元社団法人青少年健康センター副会長、元国際自殺予防学会日本代表。
88年、当時筑波大助教授だった氏を中心とした研究グループが「登校拒否はきちんと治療しておかないと、20代、30代まで無気力症として尾を引く心配がある」と発表、物議を醸した。ひきこもり研究で有名な斎藤環は稲村博の弟子。

参照

 それで、九月十六日にこういう新聞記事が出ているんですね。 今登校拒否をしている子供たちがいるわけです。 この今登校拒否をしている子供たちが小学校、中学校、高校に行きます。 じゃ、それで自然的にこういう状態が治るのかというと、これは二十、三十まで続くというのです、私もびっくりしたのですけれども。 「登校拒否症はきちんと治療しておかないと、二十代、三十代まで無気力症として尾を引く心配の強いことが、約五千人の治療にあたってきた稲村博・筑波大助教授(社会病理学)らの研究グループでの約五年間にわたる相談・治療の結果、わかった。」というのですね。


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