地球上の生命体は、種の保存のために生きている そんなことを考えてしまうのが、この時期、芝生にひょっこり顔を出す「芝の穂」です。芝草管理技術者2級の研修「芝生総論」で、元農研機構の佐藤節郎先生から「芝はより遠くに種を飛ばすために、隙あらばより高く上に伸びようとして生きている」と教わりました。つまり、穂をつけるために生きているのだ・・・と。 穂になる前段階の芝の「花」 やがて交配して実って「穂」になっていきます。 芝が「生きる中心」は季節で変わる 芝は季節に応じてどこのシンク(貯蔵庫)を優先するか、切り替えながら1年を生きています。暖地型芝(高麗芝など)の真夏は、葉がそのシンクであり同化産物(糖や…