『絵描きの植田さん』 いしいしんじ 植田真 真っ白な表紙に何色かの絵の具 手描きのタイトルの文字 とっても静けさを感じる表紙 物語は悲しくて辛い場面から始まります。 不慮の事故で聴覚と恋人を失ってしまう植田さん 画材一式と少しの着替えを持って都会から遠く離れた 高原の一軒家に引っ越した そこで出会うヒゲのオシダさん、定食屋のだんなさんとおかみさん、隣に越してきた林イルマとメリ母娘 これ…冬に読めばよかった 冬のお話です。わたしの好きな冬から春にかけて… 全体を通してすごく静かなお話 心に傷を負って音のない世界で暮らしてる植田さんがまわりの人たちや少女メリの素直な心にふれて 植田さんの傷ついた心…