写真:西村尚己 アフロスポーツ ボクサーの穴口一輝選手が亡くなられた。 昨年末の日本バンタム級タイトル戦後、 意識を失って病院に救急搬送され闘病しておられたが、 2日に帰らぬ人となってしまった。 10ラウンドで行われたこの試合で、 穴口選手は4度のダウンを奪われ判定負け喫したが、 それ以外のラウンドでは、 ポイントで対戦相手を上回っていた。 つまり、穴口選手が一方的に打たれていたのではなく、 両者が一歩も引かない激戦。 プロのレフェリーやセコンドであっても、 ストップの判断が難しい流れの中で起きてしまった、 リング禍だったのだろうと推察する。 ボクシングは危険を伴う。 いつボクシングが生まれ、…