*Amazonより 【あらすじ】 下級貴族に生まれ、書を読むことが好きな蔡倫は司馬遷の「太史公書」を夢中になって読んでいた。しかし当時は班固が父の代から始めた、前漢の建国から記した「漢書」を編纂して、司馬遷に対抗していた。一時は国史を改ざんしているとの噂も立てられたが、時の章帝が班固の格調高い文章を認め、国家事業として編纂作業を進めていた。そんな中で蔡倫は宦官となって身を立てることにした。宦官になると誠実な人柄が周囲から認められて、徐々に役職が上がっていく。 班固の弟班超は、学者一族の中にありながら武将での才覚に恵まれ、兇賊を平定し勢いを西域にまで広げ、現在の中東にあるシリアまで兵を派遣する。…