「続きの話というのは、はじめからお話を書くより楽なのである」 (木村裕一『きむら式 童話のつくり方』講談社現代新書) 300冊以上の著作のある童話作家・木村裕一先生によるハウツー本。 人は、「落差」で感動する。 映画のセオリーでは、最初の数分以内で設定を理解させるのだそうだ。 大人向けの小説を書こうという人にも、参考になる言葉が盛りだくさんの本です。 この本で木村先生は、「設定を変えずに続編を書く」というトレーニング法を勧めておられます。 自分で物語を作る力がなくても、プロが作った設定を借りることで、比較的ラクに創作の練習ができるんですね。 いわゆる二次創作。 ある女性作家も、子どものころ、教…