<小樽散歩>■ホテル ヴィブラント オタル 旅のテーマはミュージアム巡りでありますが、最初に泊まったホテルが文化財とは知りませんでした。なんか古めかしいなと思ったら、昔の北海道拓殖銀行の小樽支店でした。 通称「拓銀」の名で親しまれたこの銀行、バブル崩壊の大波を受けて戦後初めての都市銀行の倒産というハデなコケ方をした。1997年といえば、山一証券とか大手金融会社がバタバタつぶれた時期です。 銀行がホテルに変身していた それはともかく、小樽経済発展の絶頂期にこのビルはでき、斜め向かいの日銀小樽支店とともに「北のウオール街」の象徴だった。銀行だから、ロビーや事務室の天井が高く、泊まった部屋も4mくら…