和牛の生産が拡大しています。 世界的な「和牛ブーム」を受け、輸出も急増しています。 2021年の肉用牛の総生産額は8,232億円と、10年間で8割近く増えました。 このうち、黒毛和牛など在来種をもとにした和牛は、肉用牛の飼育頭数の7割近くを占めます。 適度なサシ(脂肪交雑)が入った肉質が国内外で支持されていて、2022年の牛肉輸出額は520億円と10年間で約10倍に急増しました。 各地でブランド化が進み、肉質も向上しています。 最高ランクのA5の割合が、2022年には約5割と10年間で3倍になり、取引価格も上昇傾向にあります。 産出額が全国で最も伸びた鳥取県では、2021年の肉用牛の産出額が1…