竹橋事件(たけばしじけん)
1878年、皇居近くの竹橋兵営の近衛砲兵隊兵士二百六十余名が起こした反乱事件。西南戦争の行賞削減に不満を持った近衛砲兵隊は、大蔵卿大隈重信公邸に砲撃を加え、周辺住居数軒に放火、直ちに鎮圧された。この事件が契機となり、陸軍卿山県有朋は軍隊の思想統一を図る軍人訓戒・軍人勅諭を発し、軍の規律強化をはかった。