第七官界彷徨 (河出文庫 お 19-1) 作者:尾崎 翠 河出書房新社 Amazon とあるところで紹介されて、興味をひかれたので読んでみた。 少女まんがのような感じ、と言われていたけれど、なるほど、今だったら映画化とかドラマ化とかされそうな気がする。登場人物たちを正常な心理じゃない人たちにしたかったらしいのだが、今ではこういう人がありふれているような気がして(昔よりは許容されるようになったからかもしれない)、だからこそ今、単発ドラマで見たら面白そうだなあ、と思うのかもしれない。 小説そのものよりも、最後に載っている、自らでの解説っぽい文章の方を興味深く読んでしまった。この話の書いた方法なんか…