32,電気について 原子核の周りに存在する電子が何らかの刺激を受けて、飛び出し、自由電子となって動くさまを「電気」と呼びます。自然界で最も劇的な電気現象は、「雷」かもしれません。「雷」は上空に浮かぶ雲の中の水分が空気の動きによる「摩擦」により水分中の電子が飛び出し「自由電子」となり、雲をマイナスに帯電させます。地表との間に、ある以上の電位差が生じたとき、プラス帯電の地表に向かって流れる現象です。その時、電流は地表から雲に向かって流れていると思います。1952年、私財を投じて「雷」を研究したフランクリンにより、「電気」であることが証明されました。紀元前2750年、古代エジプトでは、すでに「電気」…