「褐色の先駆者」 驚異的なスピードと高度なテクニックを備え、攻守にわたってポテンシャルの高さを見せたウルグアイの黒人スター選手。ライトハーフとして守備を担いながら、正確なパスとドリブルで攻撃にも貢献。観客を魅了するプレーで「ラ・マラビジャ・ネグラ(黒い真珠)」と呼ばれたのが、ホセ・アンドラーデ( José Leandro Andrade )だ。 首都の小クラブ、ベジャ・ビスタでキャリアをスタートさせ、すぐに強豪ナシオナル・モンテビデオに引き抜き。自在のドリブルで敵陣をジグザグに進む姿から「イーオ(糸)」の異名をとった。その活躍でウルグアイ代表選手にも選ばれ、2度の南米選手権優勝に主力として貢献…