かつて本の雑誌で古典の名著を紹介する企画があり、そこで「戦艦大和の最期」が選ばれ、紹介役として呉智英と関川夏央(山口文憲かも)…だったかな?この二人が対談したことがある。 その中で語られたのが「吉田満という知性と文才と記憶力の持ち主が戦艦大和に乗り組み、航海の途上で士官たちと議論し、沖縄での戦闘の全体像を見渡せる位置にいて、最後は生き残った。これらのすべてが奇跡的」ということだった。戦艦大和ノ最期 (講談社文芸文庫)作者:吉田 満発売日: 1994/08/03メディア: 文庫全くその通りで、刺激的な話ではあるが、これは全て歴史の神が、吉田満にその使命を託し義務を果たさせたのだ思う。同様の存在に…