鏡屋おかく捕物帖:土師清二 1954年(昭29)同光社刊。 1956年(昭31)同光社刊。同内容だが書名は『お千代舟の女』に変えて出版。 1955年(昭30)鱒書房刊、「捕物小説集第1」に「紅勘殺し」を所収。 1961年(昭36)12月、雑誌「小説俱楽部」臨時増刊号に「廓言葉」を再掲載。 「みずすまし亭通信」さんのブログ記事に影響されて読んだ。 江戸文政年間に実在した人物をもとにした女捕物帖15篇。捕物名人おかくは、若後家ながらも火消人足の采配をする鏡屋一家の元締を受け継いでいる。子分のカマキリの安蔵と共に、あくまでも岡っ引の手伝いという名目で推理を働かせて事件を次々と解決する。美人ながらも身…