天下の険 箱根。 江戸と京都・大阪を結ぶ重要な街道「東海道」は、江戸を出て箱根を経由し東海へと進みます。 芦ノ湖畔に箱根関所が設けられたのは、江戸時代初期の1619年(元和5年)のこと。 明治になり、関所は廃止されましたが、2007年に往時に忠実な形で現代に復元されました。 先日、箱根関所を訪れ、江戸時代の旅人の姿に想いを馳せてきました。 目 次 箱根関所 完全復元へ 関所を通行 遠見番所 箱根関所資料館 箱根関所 江戸幕府は、全国に5つの街道を重点的に整備しましたが、中でも江戸と京都・大阪を結ぶ東海道は最重要交通路でした。 53の宿場町を設け、「入鉄砲と出女」に象徴される取り締まりのため、箱…