はしご酒(2軒目) その四 「ラクゴ ノ ゴー ゴー ゴー!」① Aくんにとってのハードロックに匹敵するモノがOくんにもある、ということを思い出した。そうそう、それが「落語」なのである。 Oosacan (大阪人)なOくんだけに、もちろん上方落語、かと思いきや、次から次に彼の口から飛び出てくる落語家(「噺家」といったほうがいいかな)の名は、古今亭志ん生、三遊亭圓生、などの、すでに神さまになってしまっている重鎮から、遅れ馳せながら神さまになった柳家小三治、神さまよりは閻魔さまあたりになりたかったであろう三遊亭円丈、癒しの瀧川鯉昇、に、昔昔亭桃太郎、桃月庵白酒、林家彦いち、台所おさん、蝶花楼桃花、…