明治5(1872)年まで使われていた「旧暦」では、 「月切り」(つきぎり)と「節切り」(せつぎり)という 二つの方法で年月日を表していました。 「月切り」で数えるひと月を「暦月」(こよみつき)、 「節切り」は「節月」と(せつげつ)と言います。 「月切り」は、 新月から満月を経て再び新月が来る 朔望月の1ヵ月ですから、 朔日(ついたち)から晦日(みそか)までです。 晦日といっても陰暦ですから、 30日とは限らず、29日の時もあります。 大晦日は1年の最後の日ですが、 12月29日という場合もあったのです。 大晦日の翌日が正月1日、すなわち元日です。 「節切り」は、 二十四節気の「節で区切ること」…