これでおしまい 作者:篠田桃紅 講談社 Amazon 篠田桃紅さんの『これでおしまい』を読みました。 2021年(令和3年)3月1日に逝去。 107歳まで美術家。 自分も死ぬまでブログを書き続けていきたい。 最後の本ということで、桃紅さんのメッセージが深く刺さりました。 大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生きた桃紅さん。 本を読んでると、日本に初めて自転車が輸入された時、父・頼治郎が岐阜市の芥見から買いに行き、自転車を見にくる人が絶えなかった話や、帝国ホテルの正面玄関で芥川龍之介を見た話などが掲載されてました。 当時の暮らしや文化を想像できました。 桃紅さんの作品は墨で描かれた線だけで画面を…