令和3年5月22日 <5月22日> コロナ薬 増えぬ選択肢。新型コロナウイルス治療の選択肢がなかなか増えない。国内ではようやく3種類目の治療薬・治療法が使えるようになったばかりで、治療現場は別の病気のために承認済みの薬を医師の裁量で転用して急場をしのぐ。 厚生労働省は4月下旬、国内で関節リウマチ治療に使われている「バリシチニブ」の新型コロナ治療への適用拡大を承認した。バリシチニブは米製薬会社イーライ・リリーが開発した薬で、日本では2017年に承認された。 肺炎があり人工呼吸器を装着した患者にバリシチニブとレムデシビルを併用し、回復までの期間短縮効果が確認できた。 国内には現時点で承認待ちの段階…