防衛省が、在日米軍保有の高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物を、室蘭市や東京都の処理施設に持ち込むことを視野に検討していることが分かった。 これまで受け入れてきた北九州市など西日本の3施設が、3月末で閉鎖することを受けた措置だ。 ただ、環境省は「室蘭に持ち込むことはない」と明言し、防衛省とは見解が食い違っている。 これではどちらの話を信用していいのか分からない。 そもそも米軍のPCBに関しては、防衛省が明確な法的根拠がないまま、肩代わり処理をしてきた経緯がある。米軍が保有する総量さえも把握できていないという。 日本政府の米側への過剰な忖度(そんたく)の結果と言うほかない。 何より問題なの…