糸子

411.『虞美人草』（７）――漱石の見た陰と陽 これまた前項の続きになるが、『虞美人草』の登場人物の陰陽を調べたからには、他の作品についても知りたくなる。 漱石は主人公の年齢をはっきり宣言することが多い。物語の今が特定できるような出来事も、わりと書き込む方である。つまり人物の生れ年を特定しやすい。そうでない場合もあるが、本ブログでこれまで調べてきたものも含め列挙してみる。 太字で示した人物は、小説の記述から確定していると見てよいもの。それ以外は概ね論者の推測によるものであるが、本ブログですでに考察済ということで、ある程度断定的な書き方になっている。・明治３９年怒りの３部作『坊っちゃん』坊っちゃ…

妊娠１０週で順調です。「でも、流産が心配なので漢方続けていきたいです。」流産予防の漢方。不育症対策。先週に来店されたお客さま。妊娠１０週で順調でした。先月は妊娠陽性反応がでたとのことでとても嬉しく思っていました。今回も順調でホッとしているところです。実家のお母さんにだけは妊娠のことを伝えています。立ち仕事のかたは往々にして、たとえば看護師さんや教員の先生方など、流産したときに「わたし立ち仕事だから流産になったのかしら」と何度となく今まで聞いてきた感想です。中国漢方での流産防止では、胎児の染色体異常では漢方薬をもっとしても食い止めることはできませんが、それ以外の場合は状況に応じて対処可能なケース…

NHKBS放送で「カーネーション」と「おにぎり」 が続いて放送されています。 これから先のことはわかりませんが、これまでのところ、この2つの作品の面白みが違いすぎるのが興味深い。 カーネーションに出てくる（糸子）さんは ファッションデザイナーの（コシノ三姉妹）の お母さんの小篠綾子さんがモデルだと言われています。 （尾野真千子さんが演じる）糸子さんの感動を 行動に移していくさまが、見ていて素晴らしい。 ミシンを見ただけで感動して次の行動に移していく姿には惚れ惚れする。でも、親は大変だったとは思うけれど。 どちらかといえば私にも（そのけ）があって、 感動し、動いてしまう。成し遂げた時の嬉しさは …

9月の読了冊数は読書メーターによると最終的に108冊でした。 読んだ本108冊読んだページ34221ページ こちらでは9月に読んだ文芸単行本の新作11点、文庫の新作17点、ライト文芸の新作4点の計32点を紹介しています。気になる本があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。ライトノベル編はこちら↓ ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛びます。 彗星を追うヴァンパイア 彗星を追うヴァンパイア posted with ヨメレバ 河野 裕 KADOKAWA 2024年08月29日頃 楽天ブックス Amazon Kindle honto 紀伊國屋書店 17世紀、イングラン…

連続テレビ小説「カーネーション」の第151話のあらすじは以下の通りです。 第26週「あなたの愛は生きています」「カーネーション」 第151話は、感動と希望が交錯する特別なエピソードです。この回では、糸子の影響がどれほど多くの人々に残っているのかがしっかりと描かれています。物語は平成22年（2010年）9月のだんじり祭りの日から始まります。二階のサロンには、糸子の生前の仲間たちが集まり、賑やかな雰囲気が漂っています。優子、直子、聡子の三姉妹や孫たち、オハラ洋装店の従業員たちの姿は、糸子が築いた人間関係の素晴らしさを示しています。 特に印象的なのは、斎藤源太に憧れて洋裁の道に進んだ浩二が、源太と話…

連続テレビ小説「カーネーション」の第150話のあらすじは以下の通りです。 第26週「あなたの愛は生きています」「カーネーション」 第150話は、感動と悲しみが交錯する重要なエピソードです。この回では、主人公・糸子が入院している病室での出来事が中心に描かれていますが、そこには彼女の人生の重みがしっかりと刻まれています。 入院以来、糸子の病室には見舞客が続々と訪れ、まるでお花畑のような賑わいを見せています。病室に飾られた花々は、糸子の人望の高さを物語っています。彼女の周りには、いつも多くの人々が集まり、愛情を注いでいるのです。このエピソードは、家族や友人との絆がどれほど大切かを再認識させてくれます…

連続テレビ小説「カーネーション」の第149話のあらすじは以下の通りです。 第26週「あなたの愛は生きています」「カーネーション」 第149話は、主人公・糸子の人生の転機を迎える衝撃的なエピソードです。平成18年（2006年）3月、小春日和の穏やかな日々の中で、彼女は自宅で倒れ、救急車で病院に運ばれます。こうした突然の展開は、物語の中で糸子がいかに多くの人に支えられているかを再認識させられる瞬間でもあります。 倒れた糸子に駆けつけたのは、彼女の子どもたちです。特に聡子はロンドンから急遽帰国し、夜遅く病院に到着します。この家族の絆は、これまでのエピソードでも多く描かれてきました。糸子が苦しい時期を…

連続テレビ小説「カーネーション」の第148話のあらすじは以下の通りです。 第26週「あなたの愛は生きています」「カーネーション」 第148話では、糸子の人生の新たな章が展開されます。このエピソードは、彼女の豊かな人生経験と人間関係がどのように絡み合い、成長していくのかを深く掘り下げて描いています。平成17年（2005年）12月、糸子は東京の病院での講演の代役を引き受けることになりますが、彼女の決意と情熱が際立つ瞬間が数多く描かれています。 糸子が講演を引き受けることになった経緯は、彼女の人間的な魅力を示しています。優子が糸子に講演を頼むと、孝枝は「身体を案じて激怒」しますが、糸子は「よっしゃ、…

連続テレビ小説「カーネーション」の第146話のあらすじは以下の通りです。 第26週「あなたの愛は生きています」「カーネーション」 連続テレビ小説『カーネーション』第146話は、91歳の糸子が人生の新たなステージを迎え、さらなる挑戦を続ける姿が描かれています。このエピソードは、ただの物語ではなく、人生そのものの美しさと力強さを感じさせる素晴らしい瞬間です。 平成17年（2005年）、糸子は自宅の2階を大改装し、仲間たちが集まるサロンを作るために古いものを次々と処分していきます。この行動は、彼女の過去への未練を断ち切り、新たな未来を切り開こうとする決意の表れです。糸子が思い出のデッサン画や、娘たち…

連続テレビ小説「カーネーション」の第145話のあらすじは以下の通りです。 第25週「軌跡」「レインボーローズ」 第145話は、感動と期待に満ちたファッションショーの当日を迎え、物語が一層クライマックスに近づいています。この日は、ただのイベントではなく、命の輝きを再確認する特別な瞬間です。平成13年（2001年）の物語は、戦後日本のファッションと家族の絆をテーマにした深いメッセージを伝えています。 朝、糸子は自宅でファッションショーの準備を整えています。彼女の姿からは、これまでの苦労や努力が滲み出ています。彼女にとって、この日がどれほど重要であるかが感じられます。その一方で、病室の加奈子は、二人…

連続テレビ小説「カーネーション」の第144話のあらすじは以下の通りです。 第25週「軌跡」「レインボーローズ」 第144話では、希望と感動が交錯するエピソードが描かれています。物語は平成13年（2001年）10月に進み、ファッションショーまで2週間というタイムリミットが迫る中、糸子の奮闘が始まります。このファッションショーは、単なるイベントではなく、重い病を抱える人々に希望と勇気を与える重要な意味を持っています。 まず、ウォーキングの練習がスタートし、モデルとなる職員や患者たちが集まります。高齢者の中には、杖を必要とする方もおり、院長の龍村がそのエスコートを引き受けることになります。ここでの龍…

連続テレビ小説「カーネーション」の第143話のあらすじは以下の通りです。 第25週「軌跡」「レインボーローズ」 第143話は、感情の起伏が満載で、心に残るエピソードです。奈津のベッドが片付けられていることに気づいた糸子は、一瞬にして奈津の死を早合点し、深いショックを受けます。この場面は、視聴者の心にも暗い影を落としますが、看護婦から退院したと聞かされ、ホッと一息つく糸子の様子には、少し安心感が広がります。しかし、病院が奈津の住所を教えてくれないことに腹を立てる糸子の姿からは、友情への思いが伝わり、彼女の気持ちに共感を覚えます。 物語は、平成13年（2001年）9月15日のだんじりの日に進んでい…