ふて寝した翌日の気分は最悪だ。昨日やりたかったあらゆる物事が残存し、本来なら気分良く捌くはずだった「魚」たちは、鮮度が落ちつつある。私はこの状況を好まない。 惚けたように午前中を過ごす。ゼノブレイド3のタイオンのサイドストーリーを進める。初めて登場した時に「超好みのキャラ来たで」と思った感想は柔らかく変質している。ゲームを進めるにつれ、どのキャラクターにも愛着を抱くものだ。先日まで操作キャラはランツにしていた。今はクラスの関係でタイオンを選んでいる。自分で操作した方がダメージを稼げる難しいクラスだから。上官としてタイオンを導くナミと、それを慕うタイオンの関係が、ある出来事、ゼノブレイド3の世界…