吉原で金貨をばらまく紀伊國屋文左衛門。歌川国周による浮世絵で、歌舞伎の『誉大尽金の豆蒔』の「紀文大尽」を演じる二代目澤村訥升の舞台を描いたもの。edo-g.comより。 表題の歴史小説につきまして、一天一笑さんから内容紹介をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 吉川永青『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』(中央公論新社)を読了して。華やかな元禄文化を生み出した元禄年間(1668年~1704年)、五代将軍・徳川綱吉の治世に“紀文大尽”と呼ばれ、六代将軍・家宣(いえのぶ)、七代将軍・頼宜(よりのぶ)の短い治世を経て、緊縮財政の八代将軍・徳川吉宗の時代に“政道が変…