2月のある日、こんなことばを聞いた。 「雪の日には紅梅一輪」 うん?なんだろう。 大学へゆく電車のなかで、学生が話していたフレーズである。 それが気になって調べてみることに。ところが、分からない。 うううぅぅンンン・・・・なんじゃこりゃ?とそのままに。 数年後、専門学校のアルバイトをしているときに、簿記を教えておられる女のO先生が、その他の先生方と茶道の話しをしておられた。 そのとき、お茶の流派のはなしになって、利休が裏千家や表千家の始祖であるけれど、そのほかに小堀遠州を始祖とする遠州流と称する流派があるというのである。 そのときのこと。 O「利休の茶はわびさびが大事なので、雪そのものが花でし…