今では希少になってきたからこその 名前がついている 「アンティーク着物」 要は古い古い着物のことなのですが いくつか特徴があります。 柔らかで軽かったり 昔の人は小柄だったからか 今の着物よりずっと小さい。 そして 袖口や裾に綿が入っている「袘(ふき)」 裏地が赤く紅花で染められた「紅絹(もみ)」 この2つは 明治、大正から昭和初期あたりまでの 正装で着る着物の大まかな特徴です。 私がそんな特徴のある着物を 初めて見かけたのは 田舎の祖母のものでした。 着物は、母の年代のものや 祖母たちが今の私くらいの年のもの 晩年の曽祖母のものだって 充分年月が経っていますが 中でも祖母が娘だった頃の着物は…