『福田村事件ー関東大震災・知られざる悲劇』(辻野弥生//五月書房新社/2023.7.10) 中日新聞(8月27日)の永田浩三さんの書評を読んで強く関心をもった本。羽咋市立図書館からの相互貸借で読むことができました。各図書館にぜひ置いてほしい本だと思いました。(県内は、金沢、加賀、野々市、羽咋の4館のみ。全館貸出し中) “事件が持つ歴史的、社会的重要性から言って、絶版には惜しむべきものがある。ぜひ増補改訂版を”と手を挙げた編集者により、旧版を全面的に加筆し、新版として生まれた本です。 旧版は、2019年7月、「千葉の良心が、いや、日本の良心が静かに消えた」(佐野真一さん)と惜しまれつつ約半世紀の…