納骨堂や霊廟と呼ばれる建物にて、「納骨壇」を設置し、管理するという形式が普及しています。 納骨堂には、遺骨を収納するだけの「ロッカー型」、仏壇の形をしていて納骨と礼拝が同時に行える「仏壇型」、参拝ブースまで遺骨が自動搬送されてくる「自動搬送型」などがあります。 納骨壇の使用契約の法的性質を争う裁判例は珍しく、判例雑誌に参考となる事例が紹介されていました。概要は以下のとおりです。 納骨堂の使用に係る管理規約に同意して、納骨壇の使用契約を結んだAさん。 管理規約には、「永代使用料および永代供養料の全額を納付しなければならない。但し、納付した金額については一切返還しない。」と明記されていました。 A…