起爆装置として原子爆弾を用いない水素爆弾。
水素爆弾は重水素=三重水素の核融合エネルギーを利用した爆弾だが、核融合反応を開始するために必要な膨大なエネルギーを発生させるために通常は原子爆弾を起爆装置に用いる。このため原爆により発生する放射性降下物が飛散し広範囲を汚染する。 純粋水爆は起爆装置に核を使用しないことで後遺症が少なく*1使用制限の少ない核兵器として期待されるものだが、核分裂に匹敵する高エネルギー発生源の開発は難航しており実用化の目処は立っていない*2。
*1:発生しないわけではないが原爆よりは少ない
*2:核融合の発生自体は可能だが、巨大な装置が必要となるため爆弾として敵地に投下するのは不可能である