この間読んだ月光荘シリーズに続き、こちらの紙屋ふじさき記念館シリーズも これで最終巻。好きなシリーズがどんどん終わっちゃってさみしいなぁ。でも、 こちらのシリーズも最終的には川越にあたらしい記念館が出来るので、サブタイトル 通り、新しいスタートを切ってひとまず大団円、という感じでした。月光荘も 新しい形で受け継がれて行くことになったし、ほしおさんは、伝統的なものを 違う形で次の世代へ受け継いで行くことの大事さを、いつも行間から訴えている ように感じますね。特に、川越の街にそういうものを集約させて行ってる感じ。 紙屋ふじさき記念館も、もともと日本橋にあったものが、建物の取り壊しにより 他に移るこ…