シリーズ6作目「大切な場所」を読みました。 レゾンデートル 存在理由を考える主人公の一葉に、 「それはね、周りに見出してもらうのではなく、自分の中で見つけるものよ」と伝えてあげたい。もちろん、一葉もそれがわかっているから、おばちゃんの余計なお節介です(^^ゞ 連句の会場になる「池上会館」へは池上梅園の梅が咲いていない時季に行くことばかりだったけれど、2月はちょうど梅の盛りに梅見をかねての連句会になって、梅の樹たちは、「咲かない時季に来ていた珍しい客だから覚えているかもしれない」と会話しているところが、静かな季節を知っている人だけの、まさに詩情にあふれた場面でした。 作中の2月の連句会で巻き上が…