年の瀬から読み始めて正月のあいだ楽しんだ本は、 東京のぼる坂くだる坂 ほしおさなえ/著 でした。 実際にある坂がお話しの舞台になっているので 東京散歩のガイドブックのようでもありました。 そんな番組が2021年のNHKで放送されていたのを発見! そこはかと主人公の父親に「岩本素白」「永井荷風」「池内紀」などが重なります。ほしのさなえさんも彼らの作品がお好きなのかしら~? おはなしの設定がとても不思議なんです。 今はアラフォーの娘(出版社勤務)は母親と平らな町に二人暮らし。小学生のときに離別した父親は名前の付いた坂の近くが好きで引越しを繰り返し、その住所を分かれた娘に転居通知を出し続けてその後亡…