Dr.けーぴょんちゃんです。 ある種の培養細胞や、老化した細胞、組織から分離した細胞、死細胞などでは、強い自家蛍光(=自分自身でピカピカ光っている)をもつ細胞があります。 私が着目している白血球の1つである好酸球は、自家蛍光を有する代表的な免疫細胞です。 「ピカピカ光る細胞なんてカッコいいじゃないか」と思われる方もいるかもしれませんが、現時点での世界の好酸球研究者にとってはこの自家蛍光の存在により細胞解析を非常に難しくする原因になっています。 昨日、上司の研究時代から約9年がかりで、ようやくこの自家蛍光を抑えて好酸球を染色する手法を確立することに成功しました! チーム内では褒められすぎて、テン…