世の中には様々な職業がある。医師や弁護士のような資格によるものから、代議士のように選ばれてなるものもある。自分が新卒でコンサルティング会社に入った頃は、その時々に従事していた職務を名乗っていた。プログラマーです。といった塩梅である。 ただし、職業という点では明確に経営職人を志向していた。よって、すべての社会人経験を経営専門職としての修行機会のように捉えていた。いずれこの組織でえらくなってやる。というものではない。経営を生業にするための丁稚奉公のような感覚である。 幸い、縁と機会に恵まれ、起業というプロセスを通して経営専門職としてはこれ以上ない成長機会を得ることが出来た。あらゆる体験が今に生きて…