揚水発電システムは,夜間の電力を利用してポンプで下部池から上部池へ水をくみ上げ,水の位置エネルギーとして貯蔵し,昼間のピーク負荷時に発電して電力消費の平準化を行うシステムである。 可変速揚水発電システムは,揚水運転時の入力調整機能のほかに,回転子のはずみ車効果によって蓄えられる回転エネルギーも有効電力として入出力が可能である。 揚水式発電所の特長 第七次エネルギー基本計画(2024年12月)における揚水発電 揚水式水力発電所の経済運用効果 高効率火力発電機と低効率火力発電機が運転している系統 高効率火力発電機が部分負荷で運転している系統 運転予備力を火力発電機で保有している系統 可変速揚水発電…